DENKIグループ★電子工作ブログ★

趣味でガラクタ工作をやっています。作ったものについてまとめていきます。

ティファールのケトルを分解してみた

電気ケトルを買い替えるので、今まで使っていた古いケトルを分解してみました。
今回は工作ではなく、分解過程を淡々と述べる記事になります。

分解したのは、写真のティファールのケトルです。底面に「Type BF802*」と型番が書かれています。
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さっそく分解

まずは台座から。台座にはAC100Vがそのまま来ているだけですね。
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台座の中身の黒いパーツは、ケトル本体にAC100Vを供給するコネクタです。よく見るとアース用らしき端子があります(写真赤丸)が、未接続になっていました。
類似モデルにはアース端子付きのものもあるのでしょうか。
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続いて本体の底面を外します。ヒーター、台座と接続するコネクタが出てきました。コネクタは大きな黒いパーツと一体化しています。
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黒いパーツは、ケトル底面にねじ止めされていました。それを外したのが下の写真です。
この黒いパーツは空焚き防止機能のためのスイッチのようなものです。調べた結果、OtterというメーカーのA11という部品であるようです。
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ヒーターの抵抗値は約9オームでした。よってAC100V印加時の発熱は100^2/9 = 1111[W]になります。このケトルの定格は1250Wなので、だいたい計算通りですね。
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次は取っ手のスイッチ部です。取っ手のガワを外すと左の写真のようにランプとスイッチが出てきました。スイッチを抑えているパーツを外してさらに分解し、スイッチを露出させたのが右の写真です。このスイッチはこれまたOtterというメーカーで、Z5という部品のようです。このスイッチはオンしている状態で蒸気を感知すると、自動的にオフします。
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結線図

電気的な結線を図に起こしてみました。水が沸騰するか、空焚きを感知すると電気的接続が切れるようになっています。非常に単純で分かりやすい回路ですね。
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さいごに

今回初めてケトルを分解してみて、電気的にはだいぶ単純な構造をしてるんだな、と思いました。会社でもプライベートでも電子制御が入ったものばかり作ってるので、たまにこういうメカスイッチのみの回路を見ると「こういうのでいいんだよ」的な安堵感をおぼえてしまいます。